20年度入園式を中止にしたわけ。

めぐみと森のようちえん代表の佐道大倫です。


4月11日に予定していた、2020年度の入園式は中止としました。

SNSで上がって来る情報を見るに、各地の小学校・幼稚園などで、休校・園の判断が行われた際に、メールで結果のみ伝えられる短文連絡が主のようです。

私たちは、判断したプロセスや理由・根拠をなるべく示したいと考えています。

ひょっとしたら、そこから何か議論や対話が生まれたりするかもしれないとも思いますし、何が正解か誰もわからない中で、思考プロセスも示されていると判断の信頼性につながる可能性があるからです。


2020.3.2更新|新型コロナウィルス流行に対しての対応について

2020.4.8更新|2020年4月24日まで休園するわけ。

随時更新で

新型コロナウィルス感染拡大に対応するための判断材料

を掲載しています。


私たちは4月5日中止の判断を行い、以下の内容を保護者の皆さんへ午前10時に保護者LINEにて共有しています。


記録も兼ねて、何かしら役立つ方もおられるかもと考え転載します。

尚、以下の内容は2020年4月5日10時現在の情報を基に判断したモノです。





【入園式の中止のお知らせ】

 ※※在園・新入園児童家族の皆さま、長くなりますがご一読ください※※ 


おはようございます。 めぐみと森のようちえんの佐道ひろです。

表題の通り、2020年度の入園式は「中止」といたします。 

楽しみにしてくださっていた皆さん。 申し訳ありません。 

一生に一度の入園式を、この状況でどのように開催するか。 

いろんなシナリオを考えましたが、現状では、どのシナリオもリスクが大きいと判断をしました。  

以下の前提と理由を中止の根拠として挙げます。

(全て科学的に証明されているもの。一時情報から判断しています) 


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<中止判断の前提>


①新型コロナウィルス(以下、Covid-19)は非常に厄介な存在である。


・無症状感染者が感染を広げるケースがある。 

・元気な人でも急激に悪化し亡くなることがある。 

・基礎疾患(高血圧・糖尿・呼吸器の病気など)がある人は重症化しやすい。 

・重症化しにくいと言われていた若年者も重症化、死亡するケースがある。 

・乳児も重症化のリスクがある。 

・ワクチンがない。最短で1年半かかると言われている。 


②かからない・うつさない行動が必要である。  


政府の専門家会議は「国民の行動変容(行動を変える)」ことを対策の柱に入れています。 

一人一人が想像して「自分がかかっている」前提で行動しても、いいのではないでしょうか。 

あなたの近くに、基礎疾患や難病を抱えている人がいるかもしれない。 

大切な人にうつしてしまうかもしれない。 

そういった意識を一人一人が持つ必要があります。 


スタッフ・サポーターだけでなく、皆さん家族と園児それぞれ、「かからない・うつさない」ように行動を変える必要があると私たちは考えています。 

例えば、 

・スタッフ・サポーターとの打ち合わせを順次zoomに切り替えています。 

・親子クラスの開催方法をオンラインへ移行する準備を始めています。 

・私生活では不要不急の外出は控え、遊び場の行き先は3密を避けて選定。買い物は集配サービスの利用と、スーパーを利用する際は原則1人で行い手洗いの徹底をしています。 

といった感じです。 


③和歌山に隣接している「大阪府」が「感染拡大警戒地域」に指定されている。  


非常に重たい事実として受け止めています。 

「感染拡大警戒地域」は政府の専門家会議が設定する3分類の地域設定の中で一番深刻なものです。 

皆さんご存知のとおり、和歌山と大阪の人の往来は多いです。 


④大人同士の感染、大人から子どもの感染(家族が中心)は起こるが、子ども同士の感染の可能性は低い。 


非常に重要なポイントで、開園する根拠の一つでもあります。

大人が気をつけることは、とても大事です。


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<中止判断の理由> 


 ①桜の時期のため、広範囲からの来訪者が予想される


4月4日(土)に会場の根来山げんきの森の下見を行いました。 

近くの根来寺はじめ、例年より少ないですが、花見客が集っております。 

(それでも、根来寺は夕方でも満車でした・・) 

車は「和歌山」だけでなく「和泉」「なにわ」と広範囲のエリアから、訪れている現状です。 

開催する予定の11日は土曜日で、同様の状態が予想されます。 


②延期ではなく中止の必要性がある。 


どの時点で落ち着くのか全く不透明です。 

政府専門家会議の情報や、多くの研究者の見立てを総合すると、4月〜5月にかけて事態はより深刻になると私たちは考えています。 

特に、感染拡大警戒地域となっている「大阪府」の今後は東京のような状況になりうる可能性が高いと判断しました。 

和歌山から多くの方が、大阪へ働きに出ていたり、逆も然りですが、花見など観光でも、大阪から多くの人が流入しています。 

そういった状況から、現状では延期日程が設定できないため、中止とします。


③会場や日程の変更も検討しましたが・・ 


まんまプレイスで開催ということも検討しましたが スペースの関係上と、何のための、誰のための入園式かを考えると、開催は適切ではないと考えました。 

再度、子どもをど真ん中で考えると、無理をして開催する必要性がないと判断しました。 

であれば、日常の保育をよりいい状態でスタートできるようにするのが、現状ベストと判断します。


④潜伏期間の長さから先読みした判断が必要 


現在の感染状況は、Covid-19の潜伏期間から2週間前の行動の結果です。 

現在は落ち着いているように見える和歌山の状況は、大阪の状況も踏まえると、警戒を緩める根拠にはならないと考えました。  


⑤この状況で、多くのご家族を集めることで発生する感染リスク


入園式会場は反屋外でスペースが広いですので、3密(密閉・密集・密接)は避けられます。 

ただ、1点現場のトイレは、不特定多数の人が利用するため感染するリスクが存在します。 

(本日より、げんきの森のスタッフが定期的にドアノブ等の消毒を実施することになりました。) 

大阪との関係性も踏まえると、、、土日が特に感染リスクが高いと判断します。


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私たちの判断に対して、様々な想いがあると思います。 

私たちもこの判断を下したことは、身がもげるような痛みを伴うものでした。 

上記の心配が杞憂に終わることを祈りますが、そうでない事態が、皆さんに起こった場合、取り返しがつきません。 

土曜日という、特に人の往来が激しい日程であることは、非常に大きい要因です。


Covid-19流行は間違いなく歴史の教科書に載る出来事でしょう。 

時間が経過した際に、入園式ができなかったことも、何かしら意味が出てくるのかもしれません。 

Covid-19流行が私たちに何を与えてくれているのか。 

そんなことも考える日々です。


この判断を下しましたので、今後は、新年度保育の準備と、さらに新事業(親子クラスの代替事業)のリリースに注力しめぐみと森のようちえんが、この1年から2年続くであろう嵐を乗り切るための準備をします。


現在のところ13日からの毎日通常開園方針に変わりはありません。 

4月7日に24日までの休園を決定(目安として5月6日までの休園延長も選択肢に入れて)

ただ、あと1週間ありますので、状況も刻一刻と変化します。

開園・休園・週数日開園・バス運行縮小停止なども選択肢に入れて、方法については引き続き検討中です。 

子どもたちの育ちの場、そして私たちオトナも育つ場を守るためには、皆さんのご協力が今まで以上に必要になるかと思います。 

また今後、皆さんの生活にも嵐の影響が出るのではないかと考えています。 

互いに苦しい場面もあると思いますが、どうか何卒ご協力・ご理解のほどよろしくお願いいたします。 

何か不安や疑問、また伝えたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。


めぐみと森のようちえん 

  代表 佐道 大倫 

共同代表 佐道 匡子


<判断の参考にした情報>

(以下に掲載した内容を記載)

|新型コロナウィルス感染拡大に対応するための判断材料| 

https://megumori.amebaownd.com/posts/8036841




というとても長〜い文章となりましたが、

こんな感じで、保護者と向き合おうという私たちです。


何が正解かわからない中で、今まで以上に、

「自分」が「自分軸」を持つということが

よりシビアに求められる状況かもしれませんね。


めぐみと森のようちえんでは

自分の土台をつくる保育〜自分の人生を生きるために〜

をテーマに保育を行っています。


普遍的なテーマではありますが、

まさに時代と合致してきたと感じるところです。


(ひろ)







めぐみと森のようちえん

めぐみと森のようちえんは未就学児を対象とした、 「自分の土台を創る保育〜自分の人生を生きるために〜」をテーマにした全く新しい幼児教育です。 「選択と自由」「対話」「環境」の3つの要素と、パーマカルチャー 「暮らしの知恵」を大切にしています。 和歌山の豊かな森・川・海を、まるっと園舎・園庭にした2019年4月に正式開園した新しい認可外保育施設です。