おいしいって何?|映画『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~』上映会
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映画『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~』上映会
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内容
1971年、カリフォルニア州バークレーにアメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニース」が開店した。
旬を生かした料理と気取らないあたたかさで客をもてなし、予約の取れない人気店となった「シェ・パニース」。
その在りかたはのちに「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」というコンセプトに発展し、世界中で知られるようになる。
そんな「シェ・パニース」のオーナーシェフの名前は、アリス・ウォータース。半世紀をかけて、世界中の料理人と教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになった。
そんな彼女が日本各地を訪れ、学校給食を味わい、大地の守り手である生産者、料理人と触れ合っていく。そこで語られる力強い言葉と、彼女のまなざしが日本の「美しさ」を浮き彫りにする。
アリスが生産者を祝福し応援する姿がみられたファーマーズミーティング 徳島県神山町(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
日本、そして彼女の拠点であるカリフォルニア・バークレーでの取材を通じて、「おいしい解決策」の探求へと向かう。
教育関係者や農家が集いアリスの言葉に耳を傾けた 京都府亀岡市(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
未来につなぐための映画は、きっとあらゆる人の食卓を変えていくーー。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命』予告編
\和歌山で初上映!8月24日開催!/
|タイムスケジュール|
会場:本町文化堂 2F
午前の部|10:30〜12:15|1,000円/人(定員20人)
10:30〜11:40|映画上映(66分)
11:45〜12:15|映画を見て感じたことをシェアする時間(30分程度)
▶︎▶︎希望者のみ、和歌山の厳選された食材で作られたozzkitchenさんのお弁当(1,280円/個)を購入し食べることができます(予約制・申し込み21日まで)
午後の部|13時半〜16時|2,500円/人(定員20人)
13:30〜14:40|映画上映(66分)
14:40〜15:00|映画を見て感じたことをシェアする時間(20分程度)
15:00〜15:20|野菜を味わう・食べるWS(20分程度)
季節のお野菜を味わう時間。めぐみと森のようちえんの食育アプローチ、食材を感じる・楽しむを体験できる時間です。
15:20〜16:00|クロストーク「おいしいって何?私たちのおいしい革命って?」
〜元ちゃんファーム/オズズキッチン/めぐみと森のようちえん〜
|対象|
字幕映画になるので、読める方。
0歳までのお子さんは同伴可能です。小学生以上だと参加可能かと思います。
※一時預かりで利用可能な保育園が車で5分ほどの場所(和歌山市駅前)にキッズガーデンムーミンママさんがあります。急な仕事などの時に、我が家も大変助かっています!
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上映会企画について
めぐみと森のようちえん・共同代表/食育ディレクター 佐道匡子(ぽぽ)
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思い返せば、めぐ森を始めよう!と思ったよりも前から、
学童保育で仕事していた時に、食べること、料理することが好きな私は、学童の中で自分を表現する中で、食育に辿り着きました。最初は、子どもたちと土鍋でご飯を炊いて食べるプログラムを行ったのですが、ものすごく反応が良かったことで、取り組みを深めていきました。その後、お出汁から味噌汁を作ってみたり、キンピラごぼう・お浸しなど苦手そうなものも、みんなで作ると食べたりする姿や、キンピラごぼうを食べたことがない子と出会ったりしながら、食育の世界へのめり込んでいきました。
食べることは生きることだから、料理をすること、食べることは、子どもたちの興味を惹くのだと実感したのです。
そんな中で「私はどんな食育をしたいのだろうか?」とずっと試行錯誤を重ねながら、学童の子どもたちに向けても実践したり、NHKの「ひとりでできるもん!」を監修されてた今は亡き坂本廣子さんの元へ勉強に行ったり、いろいろと学んでいました。
▶︎坂本廣子さんが立ち上げたキッズキッチン協会
子どもが生まれて、食物アレルギーの対応などでバタバタしながら、少し方向性も見失っていたタイミングはありますが、森のようちえんの準備をしているときに出会ったのが、エディブルスクールヤードの取り組みでした。
今回の映画の主人公でもあるアリスのライフワークの一つとなっている「エディブル・スクールヤード(食育菜園)」は、学校の校庭で生徒が作物をともに育て、ともに調理し、ともに食べ、生命(いのち)のつながりを学ぶという取り組みで、子どもたちの人間としての成長を促す機会となっています。この活動は「エディブル教育」と発展し、日本でも広がっています。
エディブルスクールヤードジャパンの研修に参加し、そこで、食育アプローチの幅が広がりました。
めぐ森は、幼児期の子どもたちと森で活動しています。
森のめぐみを食を通してどんな風に伝えられるのか
食から繋がる人と人との温かさ
食から広がる土地に根付いた積み重なってきた歴史
をシェアできる取り組みだと思います。
子どもたちは食材を目の前に、
これ切ったらどんな色だろう?
食べたらどんな味だろう?
焼いたら味変わるのかな?
とワクワクする気持ちを原動力に、食から学びを深めています。
今、私たちが何を大切に子どもたちに食育活動をしているのか、より深く知っていただける機会にもなると思っています。
いろいろ、大事なことはありますが、
「えっ!おいしいこれなんだ?」って思う気持ち「おいしい!もっと知りたい、ワクワクする。」だから、子どもたちには、まず、おいしい!ってことが大事なんだと思っています。
やっぱり、食べることは生きることだから、料理をすること、食べることは、子どもたちの興味を惹くと思うのです。
「私が一人でやったことなんて、一つもないんですよ。シェ・パニースでも、エディブル・スクールヤードでも、私はいつも、友達に " 助けて" って言うところからはじめるんです。一人じゃできないことも、皆でならできるから。店の仕入れを通して地域に新しい経済圏を作ることも、" 食べられる校庭" を学校に作るという壮大な夢も、一人では絶対にできませんでした。つながりがあって、皆でやれば、必ずできる。だからまずは聞いてみて。" 自分でやるのだ" って一人で完結せずに、まずは周りに聞いてみる。それって、とても大切な一歩だと思うんですよ 。」
他人へ迷惑をかけてはいけないというマインドのある日本の中で、私の心に残る、アリス流「おいしい革命」の広げ方です。
こんなマインドで、一緒にこの和歌山の地で、未来をつくれたらという想いで企画しました。
▶︎申し込みはこちら
アリスウォータース著「スローフード宣言」を出版した海士の風のオフィスで、アリスさんが日本文化へ敬意と食の大切さを語る(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
海士小学校6年生の授業に参加し給食の献立について一緒に考えるアリス(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
海士小学校で給食をいただきながら生徒と交流(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
全国から農家が集まったファーマーズミーティング 徳島県神山町(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
日本一の給食を目指す神山まるごと高専での給食(提供/海士の風 撮影/野川かさね)
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