2020年4月24日まで休園するわけ。


こんにちは〜

めぐみと森のようちえん代表の佐道大倫です。


さてさて、新型コロナウィルスにまつわる状況、日々変わっていますね。


私たちの新型コロナウィルスとの向き合いに関して記録して公開しようと考えました。

2020.3.2更新|新型コロナウィルス流行に対しての対応について

2020.4.7更新|20年度入園式を中止にしたわけ。

随時更新で

新型コロナウィルス感染拡大に対応するための判断材料

を掲載しています。


私たちは、2020年4月7日に休園を判断し、4月7日14時前に保護者LINEにて共有しています。


記録も兼ねて、何かしら役立つ方もおられるかもと考え転載します。 尚、以下の内容は2020年4月7日10時現在の情報を基に判断したモノです。  




【4月24日まで休園します】 


こんにちは。 

日々拡大する、新型コロナ感染の状況に、 入園式中止のご連絡した時よりも、 皆さんの中で巻き起こる感情や考えが変わってきているのではないでしょうか?? 


まず結論からお伝えすると 4月24日まで休園することにしました。 

胃と頭が痛くなるほど、思考と議論を重ねました。


ここに至るまでの思考、参考にした内容を以下に記載します。 

長くなりますが、最後までご一読ください。

最後にお願いもあります。


|情勢の変化| 


 緊急事態宣言が発令されます。

対象区域に隣接の「大阪府」が入っています。 

また和歌山市内での感染も、ちらほらですが、見られています。 


>尾花正啓市長は「大都市での感染拡大が地方にも及んできていると感じる。速やかな感染経路の把握や二次感染の予防につなげるため、行動記録をとってほしい」と呼びかけました。

※4/5-NHK記事より


市長がおっしゃっているように、 和歌山市にも、大阪など大都市の感染拡大が及んできていると考えています。 


(1)大阪への通勤・通学の関係性


平成27年の国勢調査の和歌山市のデータを見ると通勤通学を目的に、他府県へ10,120人移動し、他府県からは7,800人移動しています。 

5年前のデータになるので、少し変動があるでしょうしテレワークの活用や休校の判断で数割減っていると思います。

ですが、電車移動されている方もおられる中で、当局が捕捉できていない感染者がいる可能性が高いと判断しました。


(2)大阪方面からの観光・行楽目的での訪問


この桜の時期・春の行楽シーズン、観光目的などでの他府県から訪れる方も現状おられます。

最近は、ソーシャルディスタンスの確保や様々訪れる側も、受け入れる側も配慮されているようですが、 2〜3週間前の対応はどうだったかというと、微妙な気もしています。

ということで、当局が捕捉できていない感染者がいる可能性が高いと判断しました。


以上から13日から24日の期間は 感染リスクが非常に高いと判断しました。

皆さんもご存知のように、日常的に買い物などでも大阪との往来が多い紀北筋は大阪と同等と考えてもいいようにも思います。


|私たちが考える今後の和歌山の状況(推察です)|


緊急事態宣言が発令されるとなった前後で、 人の動きが変わったと考えています。


東京などから、 帰省する人もいるでしょう。

その人たちも 送り出した人たちも不安なんだと思います。


また非常事態宣言発令間近まで仕事などで大阪へ訪問されている方もおられるでしょう。


仕方がありません。

潜伏期間から、2週間程度で結果が明らかになると判断しています。


|休園期間について| 


潜伏期間等、考慮し 4月13日〜24日まで休園いたします。 

ただし、現時点での判断ですが状況によっては最長で5月6日まで休園期間を延長する可能性があります。

随時、情勢の変動によって判断します。 


|休園中のZoomの活用に関して|  


オンライン会議ツールZoomを活用し、 週数日程度、朝の会・終わり会を実施する予定です。


また「オンライン・しょくじづくり」を行う準備をしています。

・提携有機農家の「げんちゃんファーム」「ファームゆうき」さんの野菜を私たちが玄関先までお届けします。

・まんまプレイスとご自宅を繋ぎ、皆さん同時に「しょくじづくり」を行います。 

これらはまた後日お知らせします。 


|保育料の支払いについて| 

(ー口座情報、新事業についてなど割愛ー)


|最近の私たち| 


・新型コロナ情勢の分析 

・保育環境の整備(まんまプレイス/自立した生活がしやすい環境整備・アトリエ、おもちゃの配置や区分けの変更 など) 

・新事業の準備 


昨日は、 WEB会議サービスzoom上と (野外での開催、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など対策した上で) まんまプレイスに集える人は集い、新年度保育の準備を行いました。 


|私たちの考えや気持ち| 


家庭ごとの程度の差はあれど、 

家庭だけで子育てすることの困難さを感じています。 

加えて、この状況下での子育てはストレスが高い状況ではないでしょうか。

また、共働きの皆さんが多い中で

私たちが一方的に休園の判断をすることは

どうなんだろうという考えもあります。 


お仕事をお休みできない方がいることも知っています。

また、今の状況だからこそ、普段以上に必要とされているお仕事をされている方も。


感染拡大期と思われる今、

「子どもをど真ん中」に考えると

できる限り、家庭ごとに過ごしてもらうことが

子どもたちにとって

皆さんにとって

最良の選択であると考えるに至りました。 


私たちにとっては、 

子どもたちが 

皆さんが

皆さんの家族が

皆さんにとって大切な人が

本当を言えば、

この世に存在する命全てが、

コロナではなく、天命を全うするまで

誰1人として欠けて欲しくない想いを持っています。


これからの先行きは不透明です。

とても流動的で、誰もが体験したことのない社会情勢に突入したと考えています。

刻々と状況は変わり、数時間単位、日単位で検討していた内容・決定事項を変更しています。

1年半から2年、ワクチンがない中で コロナと共に生きていかなければなりません。


きっと、この先

この中にも感染する人も 出てくるでしょう。

いくら調べても、

現在の私たち一般市民が置かれている状況では、

どれだけ手を尽くしても

防ぎようのことだと思います。


感染しないようにということも大切ですが、

感染した場合の対処をどうするかということも

考えないといけないフェーズに入ったと思います。


ここまで 社会の一人一人が考え行動することを求められる状況もないですよね。

是非、

・コロナに感染したとき、重症化した場合どうするか 

・この今だからこそ、暮らし・生き方について

ご家族で議論ください。


私たちめぐみと森のようちえんは

コロナウイルス流行下での運営目標を

以下の5つとします。 


  1. 客観的、科学的な指標、情報を基に意思決定を下す。
  2. 状況・情勢の変化への対応は、今までの常識や習慣に囚われることなく、柔軟に創造的で無理のない心地よい選択・行動を模索する。
  3. 可能な限り、園内・関わる家族の感染者をゼロとする行動をする。ただし、個人の選択は尊重し受け止める努力をする。
  4. スタッフ・サポーター・子ども・保護者の心と身体の健康が守られる支援を行う。
  5. このパンデミックを乗り切り、収束した後も安定運営できる体制づくり・事業運営を行う。


新型コロナウィルス流行により、

今まで当たり前とされていた、信じていたモノやコトが音を立てて、凄まじいスピードで変化しているように感じます。

この中をしなやかに、創造的に、心地よさを大事にしながら乗り切りたいと思います。

めぐみと森のようちえんの保育の中で判断に迷った時、「子どもをど真ん中に」を考えます。 

新型コロナウィルス流行とめぐみと森のようちえんとしてどう向き合うのか。

本質を見失わずに「子どもをど真ん中に」、子どもたちと私たちオトナの心と身体の健康を守りながら、1年から2年続くといわれるパンデミック、世界的な非常事態と向き合っていきます。


めぐみと森のようちえん

  代表 佐道 大倫

共同代表 佐道 匡子


|最後にお願い| 


今までは、新型コロナの対応に関して、こちらで一方的にお知らせするだけでした。

休園の決定に関して、各ご家族でどう受け止められたか。

必ずこちらのコメント欄へ記入してください。 

気持ちや考えなど、どんな内容でも、文量も長くても短くてもいいです。

皆さんの今を知りたい。という想いです。




以上です。


皆さんはどのように考えられますか?

2020年4月8日現在だと、各地域、学校園の休校対処もそれぞれで、自主休校・休園の動きもあるところです。


現場も意思決定者もそれぞれが必死に何がベストが考え抜いて判断していると思います。

現場も意思決定者も保護者も子どもも、それぞれが考え抜いた判断はリスペクトフルに受け止めたいです。


その上で、これからどうしてゆくのがいいか。

それぞれの立場で、

立場を超えて

対面で

議論・対話できる日が来ることを願っています。


(ひろ)











めぐみと森のようちえん

めぐみと森のようちえんは未就学児を対象とした、 「自分の土台を創る保育〜自分の人生を生きるために〜」をテーマにした全く新しい幼児教育です。 「選択と自由」「対話」「環境」の3つの要素と、パーマカルチャー 「暮らしの知恵」を大切にしています。 和歌山の豊かな森・川・海がまるっと園舎・園庭の認可外保育施設(幼児教育無償化対象施設)です。